悲劇再び!重病の赤ちゃん乗せたパトカーに誰も道を譲らず、無念の死亡―重慶市

Record China    2012年12月23日(日) 12時33分

拡大

22日、重慶晨報は記事「重病の赤ちゃんを救うために走ったパトカー、高速道路で誰も道を譲らず」を掲載した。写真は10日、北京市の渋滞。救急車が来ても誰も道を譲ろうとしない。

(1 / 3 枚)

2012年12月22日、重慶晨報は記事「重病の赤ちゃんを救うために走ったパトカー、高速道路で誰も道を譲らず」を掲載した。

その他の写真

18日、重慶市巴南区の高速道路料金所で、警察官の王翔(ワン・シアン)さんは一組の夫婦に話しかけられた。女性の胸には小さな赤ちゃんが抱かれている。その赤ちゃんが重病にかかったため、一刻も早く市内の病院にいかなければならないという。

涙ながらに頼む夫婦に王さんは快諾。サイレンを鳴らしパトカーを走らせた。が、折悪しく高速道路は渋滞。しかもサイレンを聞いても誰も道を譲ろうとはしない。そればかりか緊急車両通行用の路肩部分まで車がびっしり埋まっていた。

渋滞さえなければ普通の車でも30分あれば十分つく距離だと言うが、結局、到着まで40分がかかった。到着時、すでに赤ちゃんに命の兆候はなく、必死の救命治療が続けられたが、その晩に死亡を診断されたという。

今月7日、北京市でも同様の事件が起きたばかり。救急車のサイレンを聞いても誰も道を開けようとはせず、「中国人の道徳はどこに消えたのか」と嘆く報道が相次いでいる。その矢先に繰り返された悲劇となった。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携