中国の中学生が「イヌのように這わされた」=体罰行為を撮られた事務職員がとんでもない行動に

The World Video    2019年1月9日(水) 20時40分

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7日、中国の広西チワン族自治区梧州市でこのほど、中学校の事務職員による体罰事件が発生した。

2019年1月7日、中国の広西チワン族自治区梧州市でこのほど、中学校の事務職員による体罰事件が発生した。広西新聞網が伝えた。

事件が起きたのは12月28日。同市の中学校で早朝のランニングを知らせるチャイムが鳴ったが、窓を閉め切っていたこともあり、多くの生徒が気付かず集合時間に遅刻した。その罰則として、同校で風紀を担当する事務職員が遅刻した生徒に体罰を行った。映像では四つん這いになり校庭を這う(はう)生徒の姿を確認できる。

この様子を見ていた中学3年生の男子生徒が携帯電話で撮影しネットに掲載したのだが、動画を知った事務職員が事情を聴くために宿舎を訪れ、同生徒に暴力をふるった。生徒は「ビンタを浴びせられ、布団の上から踏まれた。さらに職員室に連れて行かれ殴られ、ネットに掲載した動画を削除するよう求められた」と話している。

この男子生徒は翌日授業に出席したが、体調が悪く病院に搬送された。診断で外傷に加え気胸も見つかり、手術することとなり入院治療を受けた。

体罰や生徒への暴力について当該事務職員は、「学校では携帯電話の所持を生徒に禁止している。事情を聴くために男子生徒の宿舎に赴いたが、非協力的だったためカッとなって殴ってしまった」と述べ、警察から事情聴取を受けていると明かし、責任を負う覚悟があるとしている。学校側は男子生徒の治療を最優先とし、賠償問題は追って協議したいと保護者に説明した。

一方、体罰を受けた生徒からは「当日とても寒かったが、言われるがままにイヌのように這うしかなかった。ちゃんと這わないと蹴られたり棒でたたかれたりした」と証言。さらに、「(動画をネットに掲載した)男子生徒の行為は間違っていないと思う。生徒への体罰は不適切な行為であり、明るみに出なければ同様の体罰は再発した」との声も聞かれている。現在、現地の関連部門や警察が調査を進めている。(翻訳・編集/内山)

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