中国の第3次移民ブーム、主力は富裕層と知識人=11年に15万人が移住―仏メディア

Record China    2012年12月19日(水) 0時6分

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17日、中国グローバル化研究センターと社会科学文献出版社は、合同で中国の移民に関する報告を発表し、現在中国が第3次の大規模な海外移民ブームを迎えていると述べた。写真は江蘇省南京市にあるカナダへの移民仲介業者。

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2012年12月17日、中国グローバル化研究センター(Center for China&Globalization)と社会科学文献出版社は、合同で中国の移民に関する報告を発表し、現在中国が第3次の大規模な海外移民ブームを迎えていると述べた。ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版サイトが伝えた。

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報告によると、現在中国で個人資産が1億元(約13億円)以上の人は6万3500人ほどで、平均年齢は41歳。その中で、企業主の27%がすでに移民しており、47%が移民を検討している。また、個人資産1000万元(約1億3000万円)以上の人の約60%がすでに移民あるいは移民に関する何らかの決断をしたという。今年3月までに600万元(約8000万円)以上の資産を持つ人は270万人を超え、平均年齢は39歳。

中国本土の移民で大きなウェイトを占めているのが投資移民。中でも富裕層と知識人が移民の主力。中国の専門家は、富裕層が移民をする原因はより良い教育や生活環境、安全な投資を求めての結果だと指摘している。中でも子供の教育環境を理由とする移民は8割を超える。

2011年、世界の主要移民先での中国の永住的な移民人数は15万人を超えた。米国で永住権を獲得した人数は8万7017人で中国の移民総数の首位。米国に次いでカナダやオーストラリア、ニュージーランドなどが続いている。(翻訳・編集/内山)

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