中国人の贅沢品購入、6割が中国以外で―中国メディア

Record China    2012年12月17日(月) 12時25分

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14日、中国人の今年の贅沢品消費のうち、6割以上が中国本土以外での消費だった。写真は香港のブランド店。

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2012年12月14日、中国本土の贅沢品消費の香港・マカオ・台湾および海外への流出が進んでいる。米投資ファンドのベインキャピタルがこのほど発表した「2012年中国贅沢品市場研究報告書」によると、中国人の今年の贅沢品消費のうち、6割以上が中国本土以外での消費だった。北京商報が伝えた。

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ユーロ安による贅沢品の国内外の価格差の拡大が、消費の外部流出の主因となっている。同報告書によると、中国本土の今年の贅沢品市場の成長率は昨年の30%から7%に低下したが、欧州での支出が急増した。

データによると、海外で特に人気の高い商品は腕時計、ジュエリー、バッグで、高級商品が特に歓迎されている。某贅沢品ブランドの中国人役員は、「ユーロ安および増値税・関税により、高級腕時計の中国本土・欧州間の価格差は約40%に達している」と語った。

ベインキャピタルは、「海外旅行者数の増加の持続が海外における贅沢品消費を促している」と指摘した。欧州委員会が先月7日に発表した情報によると、シェンゲンビザの統一化政策により欧州の観光・雇用・経済の発展が促され、中国などからのビザ申請数が年々増加している。

香港・マカオ・台湾では贅沢品消費の熱意がやや薄れているが、依然として中国人の消費主要地域の一つである。同報告書は、「香港の消費増加率はやや低下したが、マカオでは依然として高い増加率を維持している」と指摘した。

贅沢品消費の増加に伴い、中国人の消費観にも変化が生じた。ベインキャピタルの調査によると、北京・上海の贅沢品消費者の65%は商標が目立つ贅沢品の購入を控える予定だとした。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/TF)

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