ユニオンペイ「銀聯カード」利用者、VISAに迫る勢い―米メディア

Record China    2012年12月15日(土) 9時50分

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13日、デビットカードとクレジットカードの機能を併せ持った中国の銀聯カードがクレジットカード最大手VISAに迫ろうとしている。

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2012年12月13日、環球時報によると、米ブルームバーグは12日、デビットカードとクレジットカードの機能を併せ持った中国の銀聯カード(ユニオンペイ)がクレジットカード最大手VISAに迫ろうとしていると伝えた。

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中国国内で見慣れた銀聯カードのロゴは、今や英国の老舗百貨店ハロッズなどでも見られるようになっており、銀聯カードが使用できる国は135カ国に上る。カード発行枚数は2011年末の時点で29億枚。市場はVISAとマスターカードが2大巨頭として君臨しているが、銀聯の台頭が摩擦を引き起こしているという。

中国ではすでに絶対的な立場を確立した銀聯だが、その勢いで今度は世界のシェアを牛耳ろうとしていると、米国のアナリストは指摘する。海外でのカード発行枚数はすでに1000万枚を超え、VISAやマスターカードと肩を並べているという。2012年上半期における銀聯カードの利用比率は11年上半期の20.9%から23.8%に上昇し、マスターカードを超えてVISAに迫る勢いとなっている。

銀聯の2011年の収入額は60億元(約810億円)。利潤成長率は78%で10億7000万元(約144億4500万円)に達しており、2020年には中国は米国を上回る世界最大のクレジットカード市場になる可能性がある、とマスターカード側は指摘している。海外を訪れる中国人観光客は増加を続けているが、その大半が銀聯カードを持っている。所有しているカードは銀聯カードのみで「手続きが面倒なので、海外のカードは1枚も持っていない」という人も少なくないという。(翻訳・編集/岡田)

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