2012年12月8日、実業家への暴力騒動の渦中にいる俳優エリック・ツァン（曾志偉)が、騒動から初めてメディアの前に姿を見せた。文匯報が伝えた。

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香港の俳優でコメディスター、司会者としても活躍する芸能界の大御所エリック・ツァンに、暴力疑惑が浮上したのは今月5日のこと。同日夜、出席した結婚披露宴で、レストラン経営の実業家ケニー・ウォン（黄浩）氏を殴ったとされる。ウォン氏はその場で警察に通報し、泥酔状態だったとされるエリックも取り調べを受けている。

この騒動では、最近の香港社会を大騒ぎさせている、著名タレントによる薬物使用疑惑が関係すると伝えられる。ウォン氏は、自分の店で薬物パーティーが行われたと告発した人物だ。そのウォン氏を殴ったとされるエリックの動機や2人の間の葛藤に関心が集まっている。

騒動後、ずっと沈黙を守っていたエリックが8日、番組収録のためテレビ局に登場。騒動については「今はノーコメントとしか言えない」と話しつつ、笑顔を絶やさず、取材陣の突っ込んだ問いかけにも機嫌を損ねる様子はなし。「ある人が警察に通報し、すでに法の手が入っているので、僕からは何も話しちゃいけないんだ」と、固く口を閉ざしていた。 (翻訳・編集/Mathilda)