機内に隠れて米国へ、台湾人装い不法入国しようとした中国人男を逮捕―台湾メディア

Record China    2012年12月7日(金) 12時21分

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6日、チャイナエアラインの機内に隠れた中国人の男が、上海から台湾経由で米サンフランシスコに密航し、台湾の偽造パスポートで入国しようとしたところを米移民局に逮捕されていたことが分かった。資料写真。

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2012年12月6日、チャイナエアラインの機内に隠れて米サンフランシスコへ密航した中国人の男が、台湾の偽造パスポートで入国しようとして米移民局に逮捕されるという事件が、今年10月末に発生していた。台湾の中時電子報が伝えた。

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米当局はこの事件について、チャイナエアラインの職員が関与している可能性が高いと判断。共犯者の有無や犯罪組織の蛇頭(スネークヘッド)とのかかわりも含めて詳しい調査を行っている。チャイナエアライン側は同社職員の事件への関与を否定。米当局からは「中国からの乗客に査証要件の不備があった」という連絡と、蛇頭の活動阻止への協力依頼があったことを認め、「このような事件は他の航空会社でも起きている」とコメントした。

今年11月1日より、台湾住民の米国への短期入国ビザ(査証)は不要となった。影響が出ることを恐れた台湾の移民署はこの事件を機密扱いとし、すべての関係部署に対しかん口令を出した。

上海浦東国際空港から台湾桃園国際空港へ飛んだチャイナエアライン機が、乗客を降ろした後にサンフランシスコに飛ぶということを、犯人の男はどうやって知ったのか?機内にはどうやって侵入したのか?客室乗務員休憩室の壁を越えて電気機材室に入り込んで隠れていたというが、乗務員は異常に気づかなかったのか?蛇頭がすべてを手配したのではないのか?この事件には数多くの謎が残る。

チャイナエアラインはこのほどセキュリティー部門のトップを転任させたが、「単なる人事異動で今回の密航事件とは無関係」と話している。(翻訳・編集/本郷)

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