環球網 2018年12月14日(金) 1時30分
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中国科学技術大学が、柔軟性があるロボット・ハンドの自主研究開発に成功した。
中国科学技術大学が、柔軟性があるロボット・ハンドの自主研究開発に成功した。このロボット・ハンドは柔らかい豆腐や薄い紙、滑って握りにくいグラスを簡単につかむことができる。量産後のコストは1000元(約1万6000円)以下に収まる見通しだ。中国新聞社が12月11日付で伝えた。
丸いりんごに四角い積み木、豆腐、ペットボトル、グラス、テープや携帯電話まで、ロボット・ハンドはそれらを正確につかみ、指定された場所に移すことができる。
中国科学技術大学ロボット実験室主任兼コンピューター学院の副教授である陳小平氏によると、ロボット・ハンドはサービスロボットやスマートロボットの核心的な部品であり、研究開発が難しいため、ロボットの実際の応用で大きなボトルネックとなっている。
家庭でサービスを提供するロボットは異なるサイズ、材質の物をつかむ必要があるが、現在の主なロボット・ハンドではこういうニーズを満たすことができない。海外の研究開発機関は数年前に外見が人の手に似ているロボット・ハンドを開発したが、その効果は理想的とは言えず、価格も100万元(約1600万円)と高いため、まだ普及には至っていない。
陳小平氏によると、ロボット・ハンドには「つかむ能力」、「コントロールのしやすさ」及び「コスト」といった3つの指標がある。「つかむ能力」は異なるサイズと材質の物をつかむ能力のこと。「コントロールのしやすさ」はつかませるという動作を簡単にコントロールできるかどうか。「コスト」は開発コストのことだ。陳小平氏によると、このロボット・ハンドは以上の3つの指標がすべて国際先進的なレベルに達しており、量産後のコストは1000元以下に収まるとみられている。
この柔軟性があるロボット・ハンドは高齢者向けのサービスロボットに付けられ、3年後にまず、老人ホームで利用されると予測されている。(提供/環球網・編集/黄テイ)
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