Record China 2018年12月6日(木) 19時20分
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5日、観察者網は、フィリピンのeスポーツ選手が競技中に中国を侮辱する発言をしたとして、中国で行われる試合への出場禁止処分を言い渡されたと報じた。資料写真。
2018年12月5日、観察者網は、フィリピンのeスポーツ選手が競技中に中国を侮辱する発言をしたとして、中国で行われる試合への出場禁止処分を言い渡されたと報じた。
11月2日、ゲーム「Dota 2」の競技において北米チームに所属するフィリピン人選手Skemが中国人を含む東アジア人を侮辱するとされる「ching chong」という言葉を公式画面上に打ち出し、騒然となった。これに対してチームは速やかに謝罪し、Skemへの処罰を決定したが、程なくフィリピンのチームTNCプレデターのフィリピン人選手Kukuが再び「ching chong」と打ち込み、火に油を注いだ。
その後、TNCはKukuに対してすでに処罰を行ったと発表する一方、「Kukuが打ったのは、ゲーム中の相手のIDであり、実際に中国を侮辱するつもりはなかった」と釈明。しかし、「ching chong」というIDのプレーヤーはもともと別のID名を使用しており、当日に急遽問題のID名に変更した疑いが持ち上がった。
TNCの関係者はその後も中国を侮辱する意志はなかったと主張したが、中国のチームやプレイヤー、さらにはDota 2の中国サーバーまでもが批判の声を強め、競技を運営するゲームメーカーのValve Softwareが何の処罰も発表しないことに対する非難も飛び出した。
そして12月3日、Valve SoftwareはDota 2の公式サイト上で、「2019年1月に開かれるDota 2中国重慶1部リーグへのKuku選手の出場を禁止する」との処分声明を発表。TNC関係者からの「中国当局の圧力がかかった」との指摘に対し、Valve Softwareは声明の中で「処分は中国当局とは関係ない。当社で再三考慮したうえでの決定だ」としている。(翻訳・編集/川尻)
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