<陸上>2018年は日本に3連敗、中国リレーの衰退は疑いようのない事実―中国メディア

Record China    2018年11月26日(月) 20時20分

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25日、騰訊体育は、400メートルリレーで中国はアジア覇者の地位を失ったとする記事を掲載した。資料写真。

2018年11月25日、騰訊体育は、400メートルリレーで中国はアジア覇者の地位を失ったとする記事を掲載した。

記事は、「中国の蘇炳添(スー・ビンティエン)が、陸上男子100メートルで今年アジアタイ記録となる9秒91を2回も記録したものの、400メートルリレーでは中国の実力が低迷する時期に入ったと言わざるを得ない」とした。

その上で、18年に3回行われた日本との直接対決を紹介。1回目は5月に大阪で行われたセイコー・ゴールデングランプリ2018大阪で、この時の中国チームのメンバーは、主力の謝震業(シエ・ジェンイエ)が欠場し38秒72というタイムだったと指摘。日本Aチームの37秒85に完敗しただけでなく、日本Bチームの38秒64にも及ばず、「中国のリレーは選手層が薄いことが露呈した」と分析した。

2回目の対決は、ロンドンで行われたダイヤモンドリーグ第11戦。中国は39秒09で5位だったが、日本は38秒09で銀メダルを獲得。「この時の中国チームのメンバーは、蘇炳添が欠場し、謝震業が不慣れな第3走者となる不利な条件だった」としながらも、「日本は山県亮太が欠場していたが、昨年の世界選手権で銅メダルとなった時と比べてわずか0.05秒の差だった。主力ではなくても世界レベルの成績を出せるほど、日本の選手層は厚い」と指摘した。

3回目の対決は、ジャカルタで行われたアジア大会で、日本が38秒16で優勝した。謝震業が欠場した中国は38秒89で、インドネシア(38秒77)にも届かなかった。記事は「蘇炳添の個人の能力が強くても、リレーチーム全体の連携と実力の欠点を埋め合わせることはできないことを証明している。中国のリレーの技術が他国に及ばなくなったのは争いようのない事実だ」と指摘した。

そして、「18年の3回の日中対決はすべて中国が破れた。謝震業と蘇炳添が一緒に出場する試合がなかったなどの要因もあるが、では、謝震業がジャカルタで出場していれば優勝できたのだろうか?。答えは否だ。ロンドンで宿敵に1秒も差をつけられ、アジア大会ではインドネシアにすら及ばなかったことは、中国のリレーが完全にアジアの覇者としての地位を失ったことを意味している。中国チームが早く若返ることに期待したいが、いつになったらアジアの覇者へと返り咲けるのかは未知数だ」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

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