Record China 2012年11月14日(水) 22時38分
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12日、中国の生活水準が向上し、中国人の羽振りのよさを目の当たりにして、中国系移民の中には海外へ移住したことを「早まった」と後悔する人が出てきている。
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2012年11月12日、中国での生活水準が向上し続けるにつれ、米国へ移民した友人や親類を訪ねたり観光に赴いたりする人が増えているが、彼らの羽振りのよさを目の当たりにした中国系移民の中には、米国など海外へ移住したことを「早まった」と後悔する人が出てきている。北米の華字ニュースサイト・世界新聞網の報道。
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カリフォルニア州在住のある中国系移民の男性は、昨夏に故郷へ一時帰国した際、昔の同級生たちから1卓1万元(約12万6500円)もするような超高級レストランでの食事やカラオケ、サウナなど手厚く歓待されたという。同級生の1人からはタイへの旅行にも誘われた。移動はビジネスクラスで、費用はすべて先方持ち。反対に、何人かの同級生は米国へ遊びに来ることになったが、同じように歓待することはかなわなかった。ガイド役としていろいろな所に連れて行ったが、こちらがおごるでもなく、彼らが湯水のように気前よくお金を使うのを横目に見ることに。彼らからは帰り際に、「ロサンゼルスは大したことがない」と言われ、劣等感を抱かざるを得なかったと話す。
中国系移民の中には、本国から訪ねてきた親戚や友人に対して「メンツにかけても最上の接待をしなければ」と感じる人も多い。彼らの滞在中の費用から土産に至るまで支払ったために自分の生活費がなくなってしまい、その後しばらくは切り詰めた日々を送るはめになる人も少なくなく、中には夫婦げんかになってしまうケースもあるという。
米中文化協会(ACCA)の林旭(リン・シュー)会長も同様の経験があると語り、「米国には米国の文化がある。人のもてなし方も国が違えば様々だ。例えば、明るい太陽とさわやかな風を楽しみながら自宅の裏庭でバーベキューをするなど、およそ中国では経験できないもてなしだろう」と指摘する。ある中国系移民も「郷に入れば郷に従えだ」と話し、中国本土から訪ねてやって来た知り合いをもてなすのなら米国流にすればいいし、体裁を気にして浪費などすべきではないと指摘している。(翻訳・編集/岡田)
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