2012年11月8日に開幕した中国の共産党大会。政権交代ということもあり、内外から注目を集めている。中国では大会開催中、安全を確保するため学術会議や展覧会、芸能人のコンサートから民間の会議に至るまで実施が禁じられている。このように中国共産党は期間中の情報統制を厳しく行っており、大会に関して詳しい情報は伝わってきていない。次期リーダーの習近平（シー・ジンピン）氏についても分かっていることは少ない。

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そんな中、中国のネット上では現在、習近平氏に関する1枚の写真が話題になっている。さらにその写真とともに、下放（文化大革命期に青年層が地方の農村に送り出された政策）時代のエピソードが伝えられている。

ネット上には、「習近平さんが村を離れる日、私たち村の若者は数十km離れた町まで彼を見送るために同行した。習さんは感動して村を離れるのを嫌がったが、私たちは彼に『あなたが北京に戻らなかったら、私たちが北京に訪れる時、誰が面倒を見てくれるのですか』と励ました。その日はみんなで旅館に雑魚寝し、翌日一緒に写真を撮った。これは私たちが初めて一緒に撮った写真で、習さんは撮影の代金を払うといったが、私たちは彼に払わせず、村の若者でお金を出し合い支払った」と貴重な写真とともに当時のエピソードが添えられていた。（翻訳・編集/内山）