Record China 2012年11月7日(水) 8時45分
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5日、英紙ガーディアンは「中国人は米大統領選をどう見るか」と題した記事を掲載した。写真はオバマ大統領とロムニー候補。
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2012年11月5日、英紙ガーディアンは「中国人は米大統領選をどう見るか」と題した記事を掲載した。以下はその内容。
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大多数の中国人にとって、米大統領選への興味は限りあるものだ。一部の人々は単に選挙速報を追跡し、他の人々は大統領選が中国に与える影響にのみ関心を持っているという。
あるマーケットリサーチャーは「攻撃的なロムニー氏よりもオバマ大統領が好きだが、どちらがより良い対中政策を実施するかに関心がある」と語る。
一方で、「どちらでも大差ない。討論会では中国に対する強気の発言が出たが、重要なのは政治よりも経済関係。大統領になればどちらも現実的になる」という声も出ている。
中国人民大学で米中関係を研究する時殷弘(シー・インホン)氏は、「釣魚島(尖閣諸島)を巡る中日の緊張関係の方に注目が集まっている」と述べ、「大統領選に関心を示す人々は、どちらの候補者も中国に対して非友好的だとみている。政府関係者や外交政策に携わるエリートたちにとっては、馴染みのあるオバマ氏に対する嫌悪感の方が小さいだろう。ロムニー氏は一貫して米国のライバルに対して攻撃的だ」と述べた。
復旦大学米国研究センターの沈丁立(シェン・ディンリー)氏は「中国は内政不干渉の立場を貫いており、公に一方への支持を表明することはないが、実際には共和党寄りだ」と、逆の見方を述べた。
沈氏によると、「共和党は貿易や効率化、資本主義の発展を支持しており、二酸化炭素排出に関して中国に強硬な姿勢を取らない。民主党は貧困層寄りで、米国人の雇用を守ろうとする」とし、「ロムニー氏が当選すれば、初日に中国を為替操作国に指定するだろうと言われているが、まったくのデタラメ。ロムニー氏がそうした脅迫的な約束を守ることはなく、中国にとって最良の友人となる」と述べた。
専門家たちは、大統領候補者が当選後に言行一致する例は極めてまれだとの見方を示しているが、時氏は「中国と米国の対立は深まっており、さらに激しくなることもある」と警告している。(翻訳・編集/岡本悠馬)
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