2018年11月13日、韓国・スターニュースによると、韓国の男性アイドルグループ「防弾少年団（BTS）」のMステ出演見送りが大きな波紋を呼んでいることについて、韓国の歌手キム・ジャンフンが率直な意見を語った。

キム・ジャンフンは同日、自身のフェイスブックに「防弾少年団をめぐる日本の蛮行について書いた長文を韓国語・英語・日本語の3カ国でネット上に掲載して世界に広め、日本の無礼さと無理な主張をとがめようと思う」とつづり、その長文について「個人の意見ではなく、歴史的な客観的事実、普遍的な常識、人類愛の側面から書いたファクト爆撃だ」と説明した。

また、キム・ジャンフンは「日本メディアが防弾少年団に釈明を求めているが、加害者が被害者に釈明を求めるなんてことがあり得るのか」とし、「嫌韓デモをし、被害者のふりをする日本」と指摘。さらに「人類史上最も残酷な部隊である731部隊によって多くの韓国人、中国人、ロシア人、モンゴル人が犠牲となったが、日本の首相は731と大きく書かれた戦闘機に乗って親指を立てて笑っている。アラビア数字が読めないのだろうか？」などと批判し、日本メディアに対し「防弾少年団に要求した釈明は私がする。それをそのまま報じてほしい」と訴えたという。

これに、韓国のネットユーザーからは「かっこいい」「韓国メディアもこういう風に、日本に対し歴史的事実で反論するべき」「韓国メディアは反省してほしい。メディアができないことを彼が代わりにしてくれている」「防弾少年団を日韓歴史問題の犠牲にしてはいけない」「感動した。勇気を出して事実を話せる人がもっと増えてほしい」など称賛の声が数多く上がっている。

一方で「それが本当に防弾少年団のためになるかよく考えて。さらに対立をあおるだけの文章だ。日本の挑発はクールに無視するのが一番」「今は静かに状況を見守るべき」「防弾少年団を政治的に利用することが正しいとは思えない」「所属事務所はすでに謝罪した。余計なことはやめて」など否定的な意見も寄せられている。（翻訳・編集/堂本）