Record China 2012年11月8日(木) 22時14分
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1日、中国の最高指導部の顔ぶれや人数などは、党大会当日にならなければ分からない。さらにはどのようにして指導者が決まるのかさえ、国民には知らされていない。写真は北京の人民大会堂。
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2012年11月1日、英紙フィナンシャル・タイムズ(中国語電子版)は「中国の指導者交代は霧の中」と題し、中国の次期最高指導者を決定する仕組みや経緯について一般国民は誰も知り得ないと伝えた。
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自分たちの最高指導部が一体何人で構成されるのか、中国の一般国民は11月15日前後になるまで分からない。当日、人民大会堂の主席壇に何人が座っているのかを確認して初めて、その人数が分かるのだ。過去10年間、中国共産党の最高意思決定機関である中央政治局常務委員会の常務委員の人数は国家主席と首相を含む9人だった。このわずか9人が、世界最大の人口を抱える国家の集団的意思決定メカニズムを機能させてきたのだ。しかし現在、多くの政治アナリストが「中央政治局常務委員の数は9人から7人に減らされる」と予想している。中国共産党第18回全国代表大会は11月8日から始まるが、中央政治局常務委員のメンバーは党大会最終日に発表される。
中国政府関係者や中国問題の専門家は、候補者とされる十数人のなかで誰が常務委員に選ばれるのかを予想している。習近平(シー・ジンピン)氏の党総書記(国家主席)と李克強(リー・カーチアン)氏の首相就任はすでに確定しているとの報道もあり、あと5人あるいは7人の中央政治局常務委員が今回選ばれることになる。北京大学政府管理学院政府業績評価センターの周志忍(ジョウ・ジーレン)主任は「誰が中央政治局常務委員になるかといった高度に政治的な事柄について、われわれは一切知らされていない。われわれのような学者でも分からないのだから、一般国民はさらに分からないだろう」と話している。
中国以外の国にとっても中央政治局常務委員会の人数や顔ぶれは重要だ。なぜならこの男性ばかりで構成された最高指導部は今後10年間にわたり、国際舞台における中国のパフォーマンスを決定づけるからだ。中国はすでに世界2位の経済体である。(翻訳・編集/本郷)
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