Record China 2018年11月7日(水) 9時10分
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電通テックは「北京新意互動数字技術」(CIG)などと北京市内で合弁会社を設立する。写真はCIG董事長(会長)の曲偉海氏。曲氏はこれまで何度も「デジタル売り上げその年の人」「中国インターネット経済のその年の人」などに選ばれるなど有名な存在。
<日中経済・新事情>
関連用語:電通テック、北京合弁会社、北京新意互動数字技術(CIG)、OMO / 日韓化粧品、認知度、購買、資生堂、雪花秀 / 渋谷肉横丁、シートリップ / ライバーライツ、松本梨香、V Tuber
●電通テック、北京で合弁子会社設立へ―日中やアジア市場向けOMOソリューションを開発・拡販
電通テックは6日、中国のデジタルエージェンシー「北京新意互動数字技術」(CIG)と同社子会社でCG制作などをおなう「比特視界(北京)科技」(Bitone)との合弁会社「北京新意電通太科数字科技を設立すると発表した。中国・日本・アジア市場にむけOMO(Online merges Offline=オンラインとオフラインの融合)ソリューションの開発・拡販を進める。
中国におけるデジタルマーケティング市場の競争領域は、AIやIoTによるスマート化・デジタル化といったオンライン領域から、オンライン・オフラインを融合するOMO領域へと移行しているという。
合弁会社は北京市内にて12月設立を予定。資本金は1000万元(約1億6000万円)。出資比率はCIGが50%、電通テックが30%、Bitoneが20%。事業内容は中国における自動車関連のビッグデータを活用したデジタルマーケティングサービス、オンライン広告業務、イベント、店舗開発、デジタルショールーム、CG制作等のOMOソリューションの提供。
●中国人女性の日韓化粧品ブランド調査―認知度では資生堂トップも2~3位は韓国ブランド
アンケートとインターネット行動ログデータを組み合わせた市場調査と事業成長支援サービスを提供するヴァリューズは6日、越境ECの利用習慣があり、かつ過去1年内に訪日経験のある中国人女性に対して実施した日韓の化粧品ブランドの認知や購買についての調査結果を発表した。
認知度が最も高かったのは資生堂で、回答者の90.1%が認知していると答えた。認知度2~4位は韓国ブランドの雪花秀、innisfree、LANEIGEでいずれも70%台の認知率。第5位はSK IIの72.6%だった。
購入については、資生堂が約90%で他のブランドがいずれも80%に届かなかったのに比べ、強さを示した。資生堂はリピート率も唯一80%を超えた。SK IIは購入率が60%である一方でリピート率は70%を超え、利用者のロイヤリティの高いブランドであることが分かった。
●渋谷肉横丁、シートリップの日本代理店と業務提携、「高田屋」と合わせて認知度向上目指す
アクロディアは6日、同社子会社の渋谷肉横丁(肉横丁社)が中国最大のオンライン旅行会社 Ctrip.com International(シートリップ)の代理店であるJASTと、業務提携すると発表した。
肉横丁社の旗艦店である渋谷ちとせ会館の「渋谷肉横丁」は、多数の中国人観光客が訪れるスポットになっている。肉横丁社は1月から中国の大手決済サービス「支付宝(アリペイ)」の導入を進めていた。
また、肉横丁社は10月、日本そば専門店の「高田屋」事業の一部を譲受けすることになった。JAST との業務提携により、シートリップのアプリ内でインバウンド観光客向けに「渋谷肉横丁」や「高田屋」を積極的に紹介し認知度向上を図り、インバウンドビジネスの拡大を目指す。
●ライバーライツ、声優・松本梨香氏設立のMatsuricaと提携し中国向けバーチャルタレント事業
ライブ配信者(ライバー)をプロデュースするライバーライツは6日、声優・歌手の松本梨香氏が代表取締役を務めるMatsuricaと業務提携し、中国市場向けバーチャルタレントの共同事業を同日開始すると発表した。タレントとしてはMatsuricaに所属し、ライバーライツがプロデュースする。
ライバーライツによると、Youtubeで活動するV Tuber(バーチャルユーチューバーが)の人数は9月12日時点で5000人を突破するなど近年になり急速に増え、動画配信領域において大きな可能性をみせている。(翻訳・編集/如月隼人)
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