貫けるか、日本製品ボイコット=日本車激安セールに心揺れる愛国者たち―中国

Record China    2012年10月31日(水) 12時5分

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29日、斉魯晩報は記事「中国人の日本製品ボイコットは一陣の風のようなもの、愛国もスローガンどまりだ、研究者が指摘」を掲載した。写真は10月27日、海南省海口市。日本車だけを狙ってひっかき傷をつける事件が相次ぎ話題となった。

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2012年10月29日、斉魯晩報は記事「中国人の日本製品ボイコットは一陣の風のようなもの、愛国もスローガンどまりだ、研究者が指摘」を掲載した。

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20世紀初頭以来、中国では何度か日本製品ボイコットが繰り返されている。成果を収めたこともあったが、しかしボイコットが長続きすることはなかった。21世紀に入り、反日の動きは再び過熱する。2005年、2010年、そして今年2012年と反日デモと日本製品ボイコットの呼びかけが繰り返された。

だが今回のボイコットもいつまで続くのだろうか。山東省済南市の銀行員、孟暁宇(モン・シャオユー)さんは今、この問題を痛感している。販売不振に陥った日系自動車メーカーが大幅な値引きを実行。日本製品ボイコットを誓い合った友人たちも「これはお得だ」と心が揺れているという。

外交学院の周永生(ジョウ・ヨンション)教授は、日本製品ボイコットにおいて中国人は韓国人ほど過激ではないと説明する。スローガンだけで実際の行動が伴わないケースが多い。韓国人ならば品質が劣っていても国産品を選ぶ人が少なくない。だが中国人は国産品を選ぶどころか、見栄のために高い外国製品を選ぶことすらある。

今、「商品に罪はない」と日本製品ボイコットは無意味だと説く意見が力を増している。周教授は今、日本製品ボイコットをやめてしまえば、中国人には気概がないと外国人にあなどられると主張。むしろ今回の日中の衝突を愛国心を育てる契機だと期待している。経済的利益と愛国との間に矛盾が生じた時、後者を優先する心が必要なのだ、と。(翻訳・編集/KT)

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