「足が臭いから」「頼んだ買い物を忘れたから」若年層のトンデモナイ離婚事情―中国

Record China    2012年10月27日(土) 18時16分

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26日、中国の大手ポータルサイト・網易は若年世代の離婚傾向について特集を組み、各地の家庭裁判所や役所に取材した現状について紹介した。写真は上海市の離婚コンサルタント。

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2012年10月26日、中国の大手ポータルサイト・網易(NETEASE)は若年世代の離婚傾向について特集を組み、各地の家庭裁判所や役所に取材した現状について紹介した。

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甲:○○○ 性別:男 年齢:23

乙:××× 性別:女 年齢:21

甲乙双方は2010年10月1日に婚姻届を提出し、2011年9月19日に長男△△が誕生した。離婚後、長男は甲が扶養する。

離婚後の財産分割は以下の通り:

スーツケース、装飾品、MP3、現金2000元(約2万5000円)を乙に、その他の物品はすべて甲に帰属する。

この離婚協議書の内容は甲乙双方の両親の同意を経たものであり、甲乙双方も同じく同意したものである。

このような簡素な離婚協議を経て、あっさりと離婚する中国の若者が増えている。書類の不備さえなければ、離婚はわずか10分で成立する。「閃婚閃離(電撃結婚・電撃離婚)」と呼ばれる現象は、主に1990年以降生まれの世代で急増している。

中国では法廷婚姻年齢が男性は22歳、女性は20歳なので、1990年以降に生まれた世代でこれに該当するのは非常に狭い範囲に限られるが、この世代での婚姻件数は増加傾向にあり(浙江省海寧市役所調べ)、離婚申請件数もうなぎのぼりであるという(広東省広州市の家裁調べ)。その傾向は前出の「閃婚閃離」や妊娠をきっかけとした授かり婚が多いこと。学歴が低ければ結婚相手に求める理想が低く、深く考えずに結婚するケースが目立つ。そして家庭生活の現実に気づくとあっさり別れる。「離婚調停に訪れる若者が感傷的になることもなく、あまりに気軽にあっさりとしているので驚く」とは、ある家裁の担当者の弁。

なお、この世代で離婚した男女の婚姻期間は平均して1年未満。最短だと3日で離婚したケースもある。性格の不一致や生活のささいな不一致を理由にしていることが多いため、経済条件や財産での争いがほとんどなく、双方の意向のままに離婚が即成立するのも特徴。「だって、財産はもともと両親のものだし」。そんな声も聞かれたそうだ。

そんな彼らの離婚理由の一例として挙げられていたものもかなり驚くべきものだ。「足が臭くて、これに一生耐えるのは無理」「姑にコンドームを隠された」「結婚前はたびたび贈ってくれた花束をくれなくなった」「仕事帰りに買ってきてと頼んだキャンディーを買ってこなかった」「日ごろからゲームにばかり夢中で出産の立ち会いにも来なかった」「ご祝儀の分配で双方の両親がもめた」など、かなり些末なものが列挙されていた。(翻訳・編集/愛玉)

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