2012年10月24日、中国・四川省濾州市では住宅地に侵入したサルの捕獲作戦が展開されていた。華西都市報が伝えた。

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日本では各地でクマの目撃情報が相次ぎ、注意を呼び掛けているが、中国では人々がサルに振り回されていた。サルは今月21日に民家に侵入。家の者は荒れ放題の部屋を見て、泥棒が入ったと思い警察に通報。しかし警察が家を捜査していた時に現れたのは1匹のサルだった。サルは以前にも同住宅地に出没しており、何軒か被害に遭っていた。

当局はすぐに捕獲作戦を展開したが、サルを傷つけないように配慮する必要があり、これまでに試した方法は全て失敗に終わった。当局はまず消防車の放水作戦を開始したが、壁をすいすい登るサルをなかなか捉えられず、さらに放水の威力の問題でやむなく断念。続いて同市の野生動物園の園長と動物病院の院長を招き、吹き矢での麻酔作戦を決行した。しかし、吹き矢の射程範囲内までサルに近づけず失敗。さらに網での捕獲もうまくいかなかった。

現在は籠に餌を入れサルをおびき出そうと試みているが、捕獲したという情報は伝わっていない。当局によると、サルの捕獲に成功したらまず治療を行い、問題ないと判断されたら野生に帰すという。（翻訳・編集/内山）