フィリピンのバナナ業者協会が中国大使に書簡、規制緩和求め直訴―米華字メディア

Record China    2012年10月26日(金) 18時40分

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24日、中国がフィリピン産バナナに対する検疫を強化したことで、大きな打撃を受けているフィリピン・バナナ生産者輸出業者協会(PBGEA)が、馬克卿中国大使に助けを求める書簡を送っていたことが分かった。写真は11年11月、湖北省のスーパーに並ぶバナナ。

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2012年10月24日、中国がフィリピン産バナナに対する検疫を強化したことで、大きな打撃を受けているフィリピン・バナナ生産者輸出業者協会(PBGEA)が、馬克卿(マー・カーチン)中国大使に助けを求める書簡を送っていたことが分かった。米華字サイト・多維新聞が複数のフィリピンメディアの報道を引用して伝えた。

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中国はフィリピン産バナナに対し、今年5月から「複数の害虫が何度も検出されている」ことを理由に新基準による検疫を実施。これにより、フィリピンから中国へのバナナ輸出量がこれまでの年平均7000万箱から、今年は40%ほど落ち込むことが予想されている。減収額は少なくとも7200万ドル(約57億7000万円)に達する見込み。

南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)の領有権問題をめぐり、対立を続けるフィリピンに対する制裁措置とみられる。これを受け、馬大使はフィリピンの輸出業者と中国の輸入業者の橋渡しをする意向を示したと報じられたが、同協会のアンティグ専務理事は「いまだに何の連絡ももらっていない。それより、バナナ農園を視察に来てほしい。そうすれば、何の問題もないことが分かるはずだ」と話している。(翻訳・編集/NN)

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