人民網日本語版 2018年10月26日(金) 18時20分
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第31回東京国際映画祭開催を目前に控えた24日、中日映画協力展望座談会で、東映アニメーションは、中国の真好電影有限公司などと提携し、劇場版アニメ「The Monkey Prince(仮)」を製作することを発表した。
第31回東京国際映画祭開催を目前に控えた24日、中日映画協力展望座談会で、東映アニメーションは、中国の真好電影有限公司などと提携し、劇場版アニメ「The Monkey Prince(仮)」を製作することを発表した。大ヒットアニメ「ドラゴンボール」シリーズなどを製作してきた東映アニメーションが中国の企業と提携してアニメーション映画を製作するのは今回が初めて。真好電影有限公司の陳永雄総裁によると、同作品は中国の古典「西遊記」から着想を得て、日本や中国のアニメーションチームを中心に、米アカデミー賞ノミネート経験を持つディズニーの監督と脚本家を招き、力を合わせてグローバル市場を見据えたアニメーション映画を製作する。北京青年網が報じた。
「The Monkey Prince」は、東映アニメーション、「正正創作坊」傘下の真好電影、双喜電影、博納影業が共同出資して製作される。また、中国と日本、米国の技術や力を集結させるという。コンテンツの製作を担当するのは東映アニメーションで、ハリウッドで活躍する米国の脚本家が脚本を手掛ける。そして、近年、台頭する中国のアニメーション人材が製作の重要な部分を担う。グローバル市場を見据えたファミリー向けアニメーション映画である同作品について、制作側の代表者であるジョセフ・チョウ氏と池澤良幸氏は、「私たちの目標は、未来のアニメーション製作産業のために新しいルートを作ること。米国のアニメーションスタイルや日本独自の製作システム、中国の新しい人材を組み合わせて一つにして、全く新しい提携スタイルを創り出したい」と抱負を語った。
グローバル市場を見据えたアニメーション映画「The Monkey Prince」は、世界トップレベルの豪華メンバーからなる製作チームが手掛ける。まず、監督は、ジョン・A・デイビス(『ジミー・ニュートロン 僕は天才発明家!』『アントブリー』など)が務め、脚本はアカデミー賞ノミネート経験を持つJ・デビッド・ステムとデビッド・N・ワイス(『シュレック2』、『スマーフ』シリーズなど)が担当する。また、人気ゲーム「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」などで知られる大島直人氏がストーリー、キャラクター原案を手がけ、米国ドリームワークスやソニー・ピクチャーズ・アニメーション作品などで活躍した日本人クリエイター野口孝雄氏がキャラクター・デザインとアソシイエイト・ディレクターを兼任するほか、元ディズニー、ピクサーのプロデューサー、チャック・ウィリアムズ氏も企画開発段階から製作に参加している。(編集KN)
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