乗客同士のけんかで地下鉄が止まる事件、今年はすでに7件、専門家は「法的制裁を」―北京市

Record China    2012年10月16日(火) 0時7分

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15日、中国・北京の地下鉄では、乗客同士のけんかで運行に支障をきたしたケースが今年に入ってすでに7件も発生。専門家たちはこうした迷惑客に対して「法で取り締まるべき」と呼び掛けている。写真は北京の地下鉄。

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2012年10月15日、中国・北京の地下鉄では、乗客同士のけんかで運行に支障をきたしたケースが今年に入ってすでに7件も発生。専門家たちはこうした迷惑客に対して「法で取り締まるべき」と呼び掛けている。北京日報が伝えた。

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北京地下鉄公司によると、乗客同士のけんかで地下鉄の運行に支障をきたしたケースは今年に入ってすでに7件も起きている。特に多いのは人がごった返す乗降車の時と、駅の改札を出入りする時。乗換駅や利用客の多い大きな駅は毎日、何らかのいざこざが起きている。

いずれも原因は些細なことで、席の取り合いや、少しぶつかったり足を踏んだりした程度のことから大きなけんかに発展するケースがほとんど。当人同士は一時的に頭に血が上っているだけで、警察の仲介で我に返ると後悔して仲直りする人が大半だ。

だが、当人にとっては一時の過ちでも、そのせいで運行が5分でも遅れれば、その分、大勢の利用客の迷惑となる。しかも、けんかをしただけでは、何の罪にもならないと思っている人が多い。

こうした現状に専門家たちは「法で取り締まるべき」と提言している。中国政法大学の洪道徳(ホン・ダオダー)教授は「我が国には整備された法律があり、どんな違法行為にも適用できる。どの程度の支障をきたしたかによって、法的な制裁を加えるべきだ」、同大の阮斉林(ルアン・チーリン)教授も「教育・宣伝を十分に行い、市民の公共心を養っていく必要がある」と指摘している。(翻訳・編集/NN)

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