Record China 2018年10月21日(日) 9時10分
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中国政府・国家統計局は20日、9月における全国70都市の住宅価格動向を発表した。総評としては「一線都市の商品住宅価格は前月比で下降、二三線都市は上げ幅が縮小」とした。写真は北京市海淀区の様子。
中国政府・国家統計局は20日、9月における全国70都市の住宅価格動向を発表した。総評としては「一線都市の商品住宅価格は前月比で下降、二三線都市は上げ幅が縮小」とした。
中国ではしばしば、一線都市、二線都市といった言い方が使われる。確定した定義があるわけではないが、一線都市は「全国に強い影響をもたらす大都市」、二三線都市は「その他の都市」と考えればよい。統計局の住宅価格発表では、北京、上海、広州、深センの4市を一線都市としている。
統計局は70都市の住宅価格動向の直後に発表した総評で、4つの一線都市全体の新築商品住宅の価格は、8月は前月比0.3%の上昇だったが、9月は同0.1%の下落になったと説明。うち上海市は0.1%、深セン市は0.2%の下落だった。北京市は横ばい、広州市は0.4%の上昇だった。
なお、「商品住宅」とは、各地方政府が低所得層向けに建設して割安価格で販売する住宅を除いた、「純粋な商品として販売される住宅」を指す。商品住宅の価格動向は、不動産市場の状況を直接示すものとされる。
一線都市における中古住宅の価格は、8月は前月から横ばいだったが、9月は0.1%下降した。うち、北京市と上海市は前月比0.2%の下落、深セン市は横ばい、広州市は0.2%の上昇だった。
二線都市31市における9月の新築商品住宅の価格は前月比1.1%の上昇で、伸び幅は8月に比べて0.2ポイント縮小した。同中古商品住宅の価格は同0.8%の上昇で、伸び幅は0.5ポイント縮小した。
三線都市35市における9月の新築商品住宅の価格は前月比0.9%の上昇で、伸び幅は8月に比べて1.1ポイント縮小した。同中古商品住宅の価格は同0.8%の上昇で、伸び幅は0.6ポイント縮小した。(翻訳・編集/如月隼人)
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