Record China 2018年10月21日(日) 23時40分
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中国政府・生態環境部が9月単月および1~9月の「大気の質」の状況を発表した。「ワースト20」に選ばれた都市は華北地方に集中した。写真は極端な大気汚染に見舞われた山西省臨汾市。2017年撮影。
中国政府・生態環境部は18日、9月単月および1~9月の「大気の質」の状況を発表した。1~9月において全国338カ所の中央直轄市と地級市の平均で大気の質が良好たされた日は前年同期比1.3ポイント増の81.0%でPM2.5の含有度は同11.9%の減少だった。
地級市などにおける状況からは、中国全国でみれば大気の質は改善しつつあると言えそうだが、大気汚染の「ワーストランキング」に登場する市に「常連」が多いという状況に代わりはない。
なお、地級市とは省や民族自治区のすぐ下に置かれる行政区である市。中国にはそれ以外に、省と同格の中央直轄市(北京・天津・上海・重慶)と、地級市の下に置かれる県級市がある。
9月単月で、大気の質が最も悪かったとされるのは唐山市(河北省)だった。ワースト2~5位はし博市(山東省、「し」はさんずいに「甾」)、邯鄲市(河北省)、安陽市(河南省)、けい台市(「けい」は「刑」のつくり部分をおおざとに)だった。
9月単月のワースト20位の中では、河北省が6市、河南省が7市、山東省が5市、山西省が1市、江蘇省が1市で、徐州市(江蘇省)を除く19市が華北地方(北京・天津・河北・山西・山東・河南)の都市だった。
1~9月で、大気の質が最も悪かったとされるのは臨汾市(山西省)だった。ワースト2~5位は唐山市(河北省)、けい台市(同)、石家荘市(同)、普城市(山西省)だった。
ワースト20位の中では、河北省が6市、河南省が4市、山東省が1市、山西省が7市、陝西省が2市だった。華北地方が18市と、やはり集中が目立つ。陝西省の2市は西安市と渭南市 だった。(翻訳・編集/如月隼人)
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