東陽テクニカは10月、General Test System(深セン市通用測試系統、GTS)の日本における総代理店契約締結後の第1弾として、GTSの「自動車向け総合電磁環境測定ソリューション」の販売を始めた。同ソリューションにより、自動車向けの既存のEMC3試験(電子機器が他の機器に電磁妨害を与えず、他の機器からの電磁妨害を受けないことを実証する試験)用暗室に独自のハード/ソフトウェアを追加することで、EMC試験に加え国際的に認められた仕様にも合致する独自の試験が実施できるようになる。特許取得のアルゴリズムにより計測時間を大幅に短縮し、自動車のような大きな被試験体の3D MIMO(通信品質向上のため送受信に複数のアンテナ を使用すること)計測も高精度で実施できる。新規施設の建設のための多額な設備投資や広い土地の確保が不要で、建設期間と作業量の削減に寄与するという。
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