2012年10月10日、中国・江蘇省南京市で陳光標（チェン・グアンビャオ）氏は、反日デモで被害に遭った日本車所有者に国産の新車を贈呈した。中国広播ネットが伝えた。

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陳氏は今年9月に自身のミニブログで、反日デモにおいて破壊された日本車所有者に対し、地元公安局が発行した証明文書を提出すれば無条件で新車と交換すると告知していた。この告知に対しては、歓迎する声と、「混乱に乗じた売名行為」と非難する声もあった。

陳氏は同市在住の企業家で“アジア一の慈善家”としても知られている。今回陳氏がプレゼントしたのは、吉利（GEELY）の中高級ブランド、帝豪（EMGRAND）という車種で価格は12万8000元（約158万円）。それを43人に贈った。

新車を贈呈された人は一様に喜んでいた。気前よく550万元（約6800万円）あまりを出したのはパフォーマンスではないかとの問いに陳氏は、「私の行いが人々にとって、中国人としての素養や道徳について考えるきっかけとなり、人々が理性ある愛国を持つことへの第一歩になると信じている。そのため、数百万元というお金は価値のある出費だと考えている」と話した。（翻訳・編集/内山）