Record China 2018年10月16日(火) 7時50分
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15日、英BBC中国語版によると、韓国済州島で運転免許を取得する中国人が増加している。写真は済州島。
2018年10月15日、英BBC中国語版によると、韓国済州島で運転免許を取得する中国人が増加している。
記事は、「中国人は済州島で買い物をしたり、カジノに行ったりするのが好きだが、現在は運転免許を取得しに行くケースが増えている」と報じた。中国では、海外の有効な運転免許を所持していれば、国内の免許に切り替えることができる。近年、運転免許取得を目的に済州島を訪れる中国人が増加しており、今年はすでに2172人が取得。2010年は年間を通して68人だったことを考えると大幅に増加していることが分かる。
中国のとある旅行会社では、済州島への5日間の運転免許取得ツアーを販売している。観光もセットになって費用は8800元(約14万円)ほど。食事と往復の航空券は別のため、それほど割安感はないようにも思えるが、北京の質の高い自動車学校では1万5000元(約24万円)以上する上に、卒業まで数カ月かかるそうだ。
コストパフォーマンス以外にも理由があるという。ある中国人学生は「国内の運転免許試験は厳しいけど、韓国では簡単」と話す。韓国では「運転免許試験が簡単すぎる」との指摘を受け、16年12月に見直しが行われた。その結果、実技試験の通過率は60%も減少した。しかし、筆記試験では出題数100問で合格ライン90%の中国と比べ、出題数40問で合格ライン60%(一種は70%)の韓国の方がやはり簡単だという。
取得にかかる時間にも違いがある。中国では、受験者の数に対して試験場が限られていることなどから、1つの科目につき数週間待ちも当たり前。一方、済州島では半日で複数の試験を受けることが可能だという。済州島の運転免許センターの担当者によると、中国人観光客の免許取得率は非常に高く、期間も非常に短いそうで、平均で1週間程度、早ければ2日で取得してしまう人もいると明かしたそうだ。
記事ではこのほか、英国などに在住している華人が免許取得に訪れるケースも多いと紹介。現地では英語でしか試験を受けられないが、済州島では中国語を選択できることが大きな理由になっているとも伝えている。(翻訳・編集/北田)
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