Record China 2007年3月16日(金) 2時17分
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ここ数年中国では、深刻な砂嵐被害に悩まされているが、気象局の秦局長は「砂嵐は中国と中華民族の根源だ」と言明。その歴史について語った。
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2007年3月15日、政府気象局の秦大河(チン・ダーホー)局長は、近年深刻な被害をもたらしている「砂嵐」についてコメント。「自然現象の砂嵐を、消滅させることはできない。またその制止も、科学的規則に反する」と述べた。
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秦局長は、「砂嵐は、数百万年の歴史を持った自然現象である。それに対して、人類の歴史は4〜5千年にすぎない。数百万年の時の流れを経た砂嵐は、百万平方キロメートルの黄土高原を形成。黄河がその高原を横切った時のほこりが堆積されて、華北平原になった。
砂嵐によってできた黄土高原は中華民族の発祥地であり、黄土高原が存在しなければ、華北平原もない。つまり、砂嵐が無かったとしたら、中華民族もこの世に存在しなかったということになるのだ。数百万年も続いてきた、自然現象を消滅させることは、現実的ではない。現代では、砂嵐は人類に損失を与えているが、同時に、中国と中華民族の根源だと言えるのだ」と、意見を述べた。(編集・饒波貴子)
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