Record China 2018年10月9日(火) 11時40分
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6日、中国の著名な軍事専門家・張召忠氏が自身の微博アカウント上で、このほど進水式を終えた日本のおうりゅう潜水艦について解説した。資料写真。
2018年10月6日、中国の著名な軍事専門家・張召忠(ジャン・ジャオジョン)氏が自身の微博アカウント上で、このほど進水式を終えた日本のおうりゅう潜水艦について解説した。
張氏は自身の微博アカウント「局座召忠」で、「4日に日本のそうりゅう型通常動力潜水艦の11番艦おうりゅうが進水した。全長85メートル、水中排水量3300トンで世界最大級のトン数と最高レベルの性能を持つ通常動力潜水艦だ。同型潜水艦は2023年までに13隻を建造予定で、現在すでに9隻が就役している」と紹介した。
また、おうりゅうの動力について「従来の鉛蓄電池に代わり、リチウムイオン電池を採用している。これは潜水艦技術において画期的な革命だ!従来の鉛蓄電池は人1人ほどの高さでありながら充電に時間がかかる割に電力が十分でなく、水面に浮上して充電しなければならなかったからだ」としている。
さらに、おうりゅうは酸素を必要としないスターリングエンジンを採用する、いわゆる非大気依存(AIP)動力で、水中で2週間連続して作業することが可能であること、電池の体積や重さが明らかに小さくなった一方でエネルギー密度は数倍に、電池容量も3倍以上に増加して原子力潜水艦に匹敵するスペックになったこと、艦内の空間増加と情報化レベルの向上を実現したことを伝えた。そして、このハイスペックな潜水艦を建造したのが民間企業の三菱重工であることにも言及した。
おうりゅうに対する張氏の評価に対し、中国のネットユーザーは「日本の科学技術が中国より10年以上リードしていることを認めないわけにはいかない」「いや、10年どころか20年ぐらいはリードされている」「わが国が追いつくには、科学と教育の重視が必要だ」「日本の軍備工業の発展については、本当に真剣にかつ厳粛に見つめなければ駄目。そうりゅう型潜水艦は、われわれにとって強敵だ」「三菱重工は第2次世界大戦中に多くの戦艦や飛行機を造ってたからな」などといった感想を寄せている。
一方「わが国は画期的なグラフェン電池を開発したのではないか」との意見もあったが、これには「実用化に20年はかかる」と説明するユーザーも見られた。また「では、どうやっておうりゅうを倒したらいいか、教えてください」とするユーザーもいた。(翻訳・編集/川尻)
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