中国メディアの環球時報は5日、「明らかになったノーベル平和賞受賞者、その結果を日本は非常に不愉快に感じているだろう」と題する記事を掲載した。

記事は、ノルウェーのノーベル委員会が5日、2018年ノーベル平和賞をコンゴ民主共和国の婦人科医デニ・ムクウェゲ氏と、イラクの少数派ヤジディ教徒ナディア・ムラド・バセ・タハさんに授与すると発表したと伝えた。

記事によると、ムクウェゲ氏は16年にソウル平和賞を受賞しており、当時韓国聯合ニュースのインタビューに応じた際、「日本は慰安婦被害者の要求を受け入れ、許しを請わなければならない」と語ったという。

記事は、「当時ムクウェゲ氏は、訪韓に先立ち日本を訪れ、東京で慰安婦に関する資料館を訪問し、被害者の証言映像を見たが、心に深く刺さったと話した」と紹介。ムクウェゲ氏は、「70年以上にわたって被害者は苦しみの中で生活しており、被害者たちは心理的治療を受け、社会的、経済的に自立し、正義を取り戻すことができたとき、完全に回復することができる」と語ったことも伝えた。（翻訳・編集/山中）