富裕層は輝く地上に住み、貧困層は薄暗い地下に住む、それが中国―スペイン紙

Record China    2012年10月2日(火) 8時6分

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9月28日、参考消息は記事「スペイン記者が描いた矛盾する中国」を掲載した。摩天楼が建ち並ぶ輝く地表世界の下には、低所得者層「ネズミ族」が住む世界がある。写真は北京市郊外。低所得層が住む住宅地。

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2012年9月28日、参考消息は記事「スペイン記者が描いた矛盾する中国」を掲載した。

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2007年から2011年の4年間、北京市に駐在していたフリージャーナリストのAnna Fuentes氏は中国の矛盾についてのコラムをスペイン紙に寄稿した。摩天楼が建ち並ぶ北京市の街並み。誰もがその経済成長に圧倒されるが、地表はフェラーリに乗る「富二代」(金持ちの子息)の世界。そして地価は「ネズミ族」の世界だ。

「ネズミ族」とは地下室をルームシェアして暮らす貧しい人々を指す。北京市2000万人のおよそ3分の1がこうした地下の世界で暮らしている。

輝かしい地表で暮らす「富二代」と薄暗い地下で暮らす「ネズミ族」。その対比は象徴的だ。海外留学とオンボロの学校。ぴかぴかの病院と医療費が払えず破産する人々。こうした対比はいたるところに見られる。

こうした矛盾は中国社会にまだ深々と傷を残しているにもかかわらず、輸出と投資が成長を牽引する中国モデルは曲がり角を迎えている。中国政府は2020年までに全国民が基本的な医療サービスを享受する小康社会を実現するとの目標を掲げているが、そのためには消費主導の成長を実現しなければならず、中国の指導者は難しい決断を迫られている。(翻訳・編集/KT)

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