2012年9月26日、自民党総裁選の投開票が行われ、国会議員によって行われた決選投票で安倍晋三元首相が第25代総裁に選出された。

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安倍晋三元首相、石破茂前政調会長、町村信孝元外相、石原伸晃幹事長、林芳正政調会長代理の5氏から石破、安倍両氏による決選投票となった。結果、安倍元首相が108票、石破茂前政調会長が89票の得票。新総裁に就任することになった安倍元首相は、「政権奪還に全力を尽くしたい」と表明している。

中国各メディアもこれを速報で伝えている。「自民党新総裁の安倍氏、次期首相の可能性も(中国広播ネット)」「次期衆院解散・総選挙で自民が与党奪還すれば新首相(香港の衛星TV・フェニックステレビ)」といったように、安倍氏が次期総理大臣にほぼ決定したかのようなニュアンスだ。また、「安倍氏が次期首相になれば、彼の意見や政策が日中関係に重大な影響を及ぼす(中国公営TV・中央電視台アナリスト)」と、今後の日中関係に及ぼす影響に言及する声も多く聞かれる。“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトには、主に以下のような意見が寄せられた。

「安倍氏が次の総理大臣かもな」

「再び自民党の天下か」

「自民党政権なんて二度と望まないね。でも、ちょっと気を許したらまた政権をとりそうな勢いだ。災難再び…」

「安倍氏が次期首相になる可能性は濃厚だな。日中関係に関して、どんな態度に出てくるだろうか」

「この人物はわりに策略家。中国との正面衝突は避けるだろうと思われる」

「まったく不条理な世の中だな。彼が新首相になれば、日中関係に希望は望めないな」

「台湾独立派と最も親密な人物だと聞いているが」

「安倍氏は自民党の政権奪還には寄与するだろうが、国家をリードする力には欠けるだろう」

「ま、あの石原(＝石原伸晃幹事長)よりはましだよな」

「日本の総理大臣ってもはや、なりたい人が誰もいないような気がする」

「党員・党友の地方票が、一般自民党支持者の声を反映していたと思う。先日の世論調査でもわかった通り、石破に現状打開できる力があると思っていたのだが」(翻訳・編集/愛玉)