Record China 2019年3月3日(日) 17時30分
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3日、澎湃新聞はこのほど、日本と台湾のごみの分別方法について紹介する記事を掲載した。写真は中国のごみ箱。
2019年3月3日、澎湃新聞はこのほど、日本と台湾のごみの分別方法について紹介する記事を掲載した。
記事によると、上海市虹口区の白玉蘭広場の党建サービスステーション内で先月27日、日本から来た上海YKKの今井貴久氏が、「ごみの分別は私たちの郷里をより美しくする」をテーマに日本でのごみの分別方法を紹介した。
今井氏は、日本でのごみ分別は非常に細かくて厳しいことを紹介。「例えば、たばこの箱は3つの部分に分ける。どの部分もリサイクル可能な物だが、それぞれ異なるごみ箱に入れる必要がある」と語った。そして、実際にたばこの箱からまずビニールの部分を取ってビニール用のごみ箱に入れ、紙の箱の部分を紙のリサイクル回収箱に入れ、最後にアルミ部分を金属回収箱に入れる様子を実演して見せた。
今井氏は続けて、ペットボトルについても、ふたとビニールのラベルを外し、ペットボトル本体は洗ってからそれぞれ異なる回収箱へ入れることも説明。「日本人で歩きながら飲む人はほとんどいないため、コンビニや自販機の隣にごみ箱を設置している。飲み終わったら処理してごみ箱へ入れる」と説明した。
このほか、今井氏は日本のごみ分別マニュアルには518もの項目があり、具体的にどのように処理すべきかのルールがあるとも紹介したという。
また、台湾から出席した鄭少平(ジョン・シャオピン)氏は、「ごみと資源分別回収」と題して、学校や公共の場所、居住区等で、台湾がどのようにごみ箱を設置し、資源回収・再利用を実行しているかを説明した。
鄭氏は、「私たちがこのような場を設けたのは、(中国の)政府部門がごみ分別作業の面で思考の幅を広げ、ホワイトカラーの人たちにごみ分別の実践者、伝達者、志願者となってもらいたいと思ったからだ」と語った。
記事によると、上海ではごみ分別の動きが広がっており、ホワイトカラーや上海市中心部に住む住民だけでなく、郊外の農村部でもごみ分別が行われるようになっているという。例えば、上海市青浦区重固鎮徐姚村では、18年3月8日からごみの分別を試験的に行っており、分別して捨てると20ポイントを獲得でき、1000ポイントたまるとティッシュペーパーや洗濯洗剤、歯磨き粉などと交換できるシステムを導入した。現在、この村の住民のごみ分別参加率は100%だという。(翻訳・編集/山中)
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