Record China 2007年3月14日(水) 13時0分
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2006年に台湾で死亡事故を起こした視察団を手配した旅行会社2社に対し、国家旅遊局は、海外旅行取り扱いの資格を剥奪する処分を下した。
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2007年3月13日、中国国家観光局の公式サイト「中国旅遊網」によると、同局は大連市経済技術開発区視察団を違法に韓国経由で台湾へ案内した旅行会社2社に対し、海外旅行業務の取り扱い資格の剥奪と、3か月の営業停止命令を下した。
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2006年8月、同市経済技術開発区の労働組合では、海外視察を計画し直属の金港旅行社に手配を委頼した。しかし、金港旅行社は国内旅行専門のため、海外旅行を扱う金橋旅遊と大連中国旅行社の2社に業務委託した。
9月下旬、視察団が韓国経由で台湾を訪問、旅行中の10月2日に南投県でバスが横転し、視察団員5人と台湾人ガイド1人が死亡する事故を起こした。
今回の処罰の理由は、上記2社が「中国政府の許可なしに大陸から台湾への旅行業務を行ってはならない」と定める台湾訪問関連法などに違反したこと、また金港旅行社は国内専門の旅行会社であり、上記2社と海外旅行の委託契約を結んだのは業務範囲を逸脱するものだとしている。
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