2012年9月18日、ブルース・リーの師匠として知られる詠春拳の達人イップ・マン（葉問）の生涯を映像化するブームが続いている。中国・江蘇省蘇州市では新たにドラマ版の制作発表会が行われ、主演俳優ケビン・チェン（鄭嘉穎）らが出席した。新浪網が伝えた。

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ここ数年、イップ・マンを題材とした作品の制作が相次いでいるが、このブームに火を点けたのはドニー・イェン（甄子丹）主演の香港映画「イップ・マン 序章（08年）」と、その続編「イップ・マン 葉問（10年）」。さらに彼の少年時代にさかのぼる「イップ・マン 誕生(09年)」や、今年末公開予定のウォン・カーウァイ（王家衛）監督「ザ・グランドマスター」、中国で撮影進行中の「葉問/終極一戦」と、関連作品は目白押し。そんな中、新たに登場するのが中国で制作されるアクション＆ヒューマンドラマ「葉問」だ。

18日、蘇州市で行われた発表会には、主演を務める香港の人気俳優ケビン・チェンほか、アクション指導を担当するイップ・マンの息子、イップ・チュン（葉準）氏らが出席。 ドニー・イェン版の映画でメガホンを執ったウィルソン・イップ（葉偉信）監督も、芸術顧問としてスタッフに名を列ねている。

香港ではドラマ視聴率王として知られるケビンだが、アクション俳優ではない。それでもオファーを引き受けたのは、脚本を気に入ったことが理由。もともと予定していた今年後半の長期オフを断念して引き受けた。ユン・ワー（元華）やブルース・リャン（梁小龍）といった、香港カンフー映画ではおなじみの役者たちとの対決シーンも用意されているため、今後は彼にとって過酷な撮影が予想される。（翻訳・編集/Mathilda）