2012年9月10日、中国・北京市の街頭で「北京市一のデブ」と「元・中国一のデブ」が、「肥満を差別しないで」と市民らに訴えかけた。2人の体重は合計すると349kg。北京晩報の報道。

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現在、北京市で最も重い体重保持者を自称する楊波（ヤン・ボー/仮名）さんは体重219kg。元・中国チャンピオンの梁用（リアン・ヨン）さんは現在130kgだが、数年来のダイエットに成功する前は225kgだった。楊さんの方は今年4月、急病のために病院へ搬送されたが、家族と消防隊員の介助なしには家の外に出ることすらできなかった。

2人の巨漢が街頭に出た瞬間に多くの人だかりができ、携帯電話のカメラで2人の姿を撮影する人が続出。「こうした好奇の目には慣れている」という2人は、肥満に対する差別撲滅と、同じ肥満に悩む人々に「一緒に減量に挑もう」と訴えた。しまいには警官まで出動するほどの騒ぎになり、2人は強制的に退散させられたが、それでも「志を同じくする仲間をもっと見つけたい」と決意を示していた。梁さんは数年を経た現在でも広東省の医療施設で減量を続けている。楊さんは今春の病気を機に、食生活の改善に取り組んでいるという。(翻訳・編集/愛玉)