<APEC>胡主席と「会談どころか立ち話も叶わなかった」とフィリピン大統領が落胆―中国メディア

Record China    2012年9月10日(月) 14時55分

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10日、APEC首脳会議で中国の胡錦濤主席との会談が実現しなかったフィリピンのアキノ大統領が「とても落胆している」と同国の外相が述べた。写真はフィリピンとの領土問題を伝える中国のニュース番組。

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2012年9月10日、ロシア・ウラジオストクで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、中国の胡錦濤(フー・ジンタオ)主席とフィリピンのアキノ大統領との会談が実現しなかったのを受け、同国のデルロサリオ外相は「大統領はとても落胆している」と述べた。東方網が伝えた。

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今年4月、南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)で操業中の中国漁船をフィリピンの軍艦が摘発しようとしたことが発端となり、双方が対立。それ以降、険悪ムードが続く両国だが、記事によると、フィリピン側はこの局面を打開するため、APEC期間中に両国首脳の会談を実現させようと尽力した。

フィリピンメディアによると、アキノ大統領は8日晩、「我々は早い段階から互いの姿を認めていたが、立ち話の機会も得られなかった。胡主席は両隣の首脳と話すことに忙しかったようだ。南シナ海問題を含め、率直な意見交換をしたかったのだが」と語った。また、南シナ海問題を国連に提起することについて、フィリピン国内では「リスクが高すぎる。勝利の可能性は五分五分」とみられていることも明かした。

記事によると、デルロサリオ外相はAPECが閉幕する前の9日午後1時(現地時間)に両首脳の会談を計画したが、中国側は「時間の調整が難しい」ことを理由に断った。同外相によると、アキノ大統領はとても落胆しており、「会談が実現していれば、多くの収穫が得られたはず。実現しなかったことは双方にとってマイナスだ」と話しているという。(翻訳・編集/NN)

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