2012年9月4日、香港のコメディスター、チャウ・シンチー（周星馳）が、元恋人との金銭トラブルが原因で係争中だとわかった。明報が伝えた。

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未払い金の返還を求めてシンチーを告訴したのは、13年の交際の末に2010年に破局した元恋人のユー・マンフォン（于文鳳）さん。彼女は大手デベロッパー・香港建設（HKCホールディングス）創始者の令嬢だが、シンチーとの交際中はその知識を彼に伝授し、2人で手広く不動産投資を行っていた。

この時期に2人が投資目的で購入したマンション物件が、昨年は元値の2倍にあたる8億香港ドル（約80億円）で売却され、利益を上げている。2人の間では、物件売却時にマンフォンさんに顧問料として1割が渡される取り決めになっていたが、実際にシンチーから受け取ったのは1000万香港ドル（約1億円）。不足分を求めて裁判所に告訴する形となった。

シンチーは昨年、映画製作・エンターテイメント事業グループの比高集団（Bingo）を設立し、5年で10本の映画制作を発表していたが、こちらは停滞ムード。元恋人との金銭争いまで持ち上がり、苦しい立場となっている。（翻訳・編集/Mathilda）