Record China 2018年9月13日(木) 8時20分
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12日、中国の高速鉄道で車内販売された弁当に大量のカビが生えているのが見つかった問題をめぐり、検察日報は弁当の賞味期限の長さに疑問を呈する記事を掲載した。写真は中国の高速鉄道。
2018年9月12日、中国の高速鉄道で車内販売された弁当に大量のカビが生えているのが見つかった問題をめぐり、検察日報は弁当の賞味期限の長さに疑問を呈する記事を掲載した。以下はその概要。
8日夜、北京から武漢行きの高速鉄道に乗った乗客がカビの生えた車内販売の弁当を食べ、嘔吐や下痢の症状に見舞われる事態が起きた。弁当に対する乗客の不満でこれまで多かったのは「高くてまずい」だが、今回の問題は恐らく高速鉄道にとって重大な食品安全事故と言える。大量購入されるこれら弁当で、カビの発生は決して個別のケースではないはずだ。鉄道会社は「同ロットの商品を全て撤去」という判断を下したが、これは当然取られるべき措置だった。
鉄道会社が自身で調査を進めるほかに、監督管理部門の自発的な介入、監督強化も求められる。車内販売弁当は「流動」するものだが、当局の監督は追い付いて行かなければならない。例として挙げられるのが弁当の賞味期限だ。90日などという不思議なほど長い賞味期限の弁当があることがメディアの調査で確認されているが、180日という弁当すらあるという。「このような弁当を食べて問題ないか?」との乗客の質問に、販売員は「大丈夫です。これまでも売ってきましたが何の問題も起きていません」と答えるが、今回のカビ問題は恐らく長すぎる賞味期限とも密接な関連があるのだろう。賞味期限内の弁当に実際には変質が起きていたのだ。
長い賞味期限が設けられていることについて、生産側も鉄道会社側もこれまで現代的な科学技術を使った保存技術をアピールしてきた。しかし、賞味期限の長さと輸送問題が食品の変質を引き起こした可能性は極めて大きい。日常的に高速鉄道を利用するというあるネットユーザーからは「乗車時間が10時間を超えることは非常にまれ。なぜ90日間も長持ちする弁当を生産する必要があるのか分からない」との言葉も聞かれる。(翻訳・編集/野谷)
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