日本人が慰安婦像に蹴り、南京大虐殺記念館も非難「謝罪求む」―中国メディア

Record China    2018年9月12日(水) 10時20分

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11日、日本の民間団体の代表者が台湾台南市に設置された慰安婦像に蹴りを入れたとされる問題で、中国江蘇省の「南京大虐殺記念館」が、こうした行為を非難し謝罪を求める声明を発表した。写真は台南市に設置された慰安婦像。

2018年9月11日、中国メディアの現代快報によると、日本の民間団体の代表者が台湾台南市に設置された慰安婦像に蹴りを入れたとされる問題で、中国江蘇省の「侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館(南京大虐殺記念館)」と、同館の分館で中国大陸初の慰安婦をテーマとした記念館「南京利済巷慰安所旧址陳列館」が同日、こうした行為を非難し謝罪を求める声明を発表した。

国民党所属の台南市議で台南支部主任委員の謝龍介(シエ・ロンジエ)氏はこのほど、日本の民間団体「慰安婦の真実国民運動」のメンバーの藤井実彦氏が国民党台南市党部横に先月設置された慰安婦像を足の裏で蹴っているとみられる姿を捉えた防犯カメラの映像をフェイスブックに公開した。国民党議員らは10日、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所前で抗議活動を行った。

一方、藤井氏は10日夜の声明で「慰安婦像を蹴ってはいない」とし、「日本から長時間掛けて台南に到着したが、同じ姿勢を長時間続けていたために足がうっ血し、しびれていたために、到着して何度もストレッチを行っていた」などと説明した。

現代快報によると、中国外交部の耿爽(グン・シュアン)報道官は11日の定例記者会見で、この問題について「日本側がアジアの隣国と国際社会の関心を直視し、責任ある態度で問題を適切に処理することを希望する」と述べた。また「一部の日本右翼分子に注意喚起する」とし、中国に「他人を侮辱した人間は他人から侮辱される」との言葉があることを示し、藤井氏に自省、自重を促した。

侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館と南京利済巷慰安所旧址陳列館の張建軍(ジャン・ジエンジュン)館長は11日、現代快報の取材に応じ、「日本側代表者の悪劣な行為を非難し、正式な謝罪を強く求める」とした。(翻訳・編集/柳川)

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