Record China 2018年9月11日(火) 14時40分
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10日、WTAの中国版ツイッター・微博アカウントは、全米オープンで初優勝を果たした大坂なおみの中国語表記について「大坂直美」ではなく「大坂娜奥米」を正式なものとする声明を発表した。写真はUSTAナショナルテニスセンター。
2018年9月10日、WTA(女子テニス協会)の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントは、全米オープンで初優勝を果たした大坂なおみの中国語表記について「大坂直美」ではなく「大坂娜奥米」を正式なものとする声明を発表した。
同アカウントは「中国国内の大手メディアが近頃、全米新女王となった大坂なおみの中国語翻訳名について疑問を提起するとともに、続々と表記を変更していた」とし、これまでの「大坂直美」から「なおみ」を音訳した「大坂娜奥米」の表記に改めていたことを紹介。この件について日本テニス協会に確認を取ったところ、最終的に「大坂娜奥米」の表記がより正確との答えがあったと発表した。
漢字であらゆる物事を表す中国語では外国人名を表記する際、元の発音に近い漢字を当てはめるが、ひらがなやカタカナの日本人名では日本語読みに基づいて漢字を当てはめる傾向がある。例えば綾瀬はるかは「綾瀬遥」、浜崎あゆみは「浜崎歩」となるのだが、近頃では他の外国人名同様の表記法を採るケースも増えているようで、「大坂直美」から「大坂娜奥米」の変更もその例と言える。特に大坂なおみについては、ヘブライ語で「喜び」という意味も持つ「なおみ」という音を大切にしたいという気持ちがありそうだ。
中国のネットユーザーは「なんかしっくりこないけど、仕方ないね」「日本人の名前じゃなくなっちゃったみたい」「直美のほうが日本人ぽくていいと思うんだけど」「名前の音を尊重したってことだね」など、その多くが「大坂娜奥米」に今ひとつしっくりこないといったコメントを残している。
また、綾瀬はるか、浜崎あゆみ、宇多田ヒカル、石原さとみ、長澤まさみなどの芸能人がみんなこの表記法にならい始めることを危惧するユーザーも見られた。(翻訳・編集/川尻)
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2018/9/9
2018/9/10
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