Record China 2018年9月10日(月) 21時50分
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10日、テニスの4大大会の一つである全米オープン(全米OP)の女子シングルで大坂なおみが初優勝を果たした。これに関連し中国の網易体育は9日、日本と中国のテニス界の現状を比較した記事を掲載した。写真は全米OPの会場。
2018年9月8日、テニスの4大大会の一つである全米オープン(全米OP)の女子シングルで大坂なおみが初優勝を果たした。日本人選手が4大大会で優勝するのは男女を通して初の快挙で、中国でも驚きと称賛の声が聞かれている。これに関連し中国の網易体育は9日、日本と中国のテニス界の現状を比較した記事を掲載した。以下はその概要。
20歳の大坂なおみは生涯初のグランドスラム制覇を果たし、中国の李娜(リー・ナー)に続く、アジア2人目のグランドスラム制覇を成し遂げた女子選手となった。さらに、アジア出身選手として初めて全米OP制覇の快挙を打ち立て、そのプレーは現役時の李娜と何ら遜色はない。彼女はまだ20歳であり、さらなる歴史を作る時間は十分に残されている。
また、錦織圭はけがから徐々に調子を取り戻し、2年ぶりの全米OP4強となった。錦織はここ5年で3度も全米OPのベスト4に進んでいる。忘れてはいけないのが、現在でもテニスの4大大会で決勝まで進んだアジア男子選手は錦織圭ただ1人である。
日本の男子テニスは、錦織圭のほか、ダニエル太郎と杉田祐一がATPシングルスランキングで100位以内に名を連ねている。200位まで広げるとさらに4人の選手が入っている。一方の中国本土の男子選手だが、200位以内に入っている選手は張擇1人である。
日本テニス界の近年の急速な発展に比べると、中国のテニス界は、アジア出身選手で初めて4大大会の女子シングルスで優勝した李娜が2014年に引退して以降、明らかに停滞している。お隣の日本がテニス界で輝かしく活躍している一方で、中国は李娜が打ち立てた過去の栄光を懐かしく思うことしかできない。中国が再びアジアのテニスをけん引するには若い世代がより努力する必要があるが、彼らが育つまで中国は日本を見上げること以外に何ができるだろうか。何しろ日本の現役選手には4大大会を制覇した選手がいるのに対し、中国選手は初戦突破も難しいのが現状だ。(翻訳・編集/内山)
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