Record China 2018年11月26日(月) 8時30分
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23日、参考消息は、ロシアメディアの報道を引用し、スマートフォン利用の際、中国では低収入層がアップルを使い、高収入層はファーウェイなどを選ぶ傾向があると伝えた。写真は中国のアップルストア。
2018年11月23日、参考消息は、ロシアメディアの報道を引用し、スマートフォン利用の際、中国では低収入層がアップルを使い、高収入層はファーウェイなどを選ぶ傾向があると伝えた。
記事は、露スプートニクの22日の報道を引用。中国の調査会社 MobDataによると、「中国ではビジネスマンの間ではなく、18歳から34歳の特に未婚で学歴が高くない女性の間でアップル製品の人気が高いことが分かった」という。「高学歴で中等以上の収入のある人の間では、より価格の安い中国国産スマートフォンを選ぶ傾向が強い。例えば、OPPOやvivoを選ぶ人の多くが月収3000元から1万元(約4万8000円から16万2000円)の中産階級で、30歳以上の高学歴で月収2万元(約32万4000円)以上の人はファーウェイや小米を選ぶ人が多い」と伝えた。
富裕層が最も高いスマートフォンを選択しない理由についてMobDataは、「iPhoneがいまだにぜいたく品と見なされていることにある」と分析。そのため、「実際の収入が低いことを隠したい人がiPhoneを選ぶ傾向にある」とした。アップルのスマホは中国において地位の象徴とみなされているのだという。
インターネットの専門家・劉興亮氏は、スプートニクのインタビューに応じ、「iPhoneの購入者は通常、若者が多い。つまり収入はそれぞれでも消費能力が高い人たちで、両親のお金を使って自分の必要を満たす人たちだ」と分析した。
劉氏は、「収入の高くないグループの消費能力が低いとは限らない。例えば、一部の学生は収入がゼロだが、両親のお金を使って欲しいブランドのスマホを購入する。また、社会に出たばかりの若者も収入は低いが、両親や恋人のお金を使って自分の必要を満たしている。一方、月収5000元から7000元(約8万1000円から11万3000円)のグループは、家や車のローン、家族を養うなどの生活の圧力があるため、高価な電子製品を購入する余裕がなく、安いスマホを選ぶのかもしれない」と述べている。
専門家によると、中国市場におけるアップルのシェア率は9~10%で安定しているが、MobDataのデータによると、ファーウェイ、OPPO、vivo、小米の合計シェア率は80%を占めている。このほか、中国製スマホは海外市場での地位も上昇しており、今年第3四半期にはロシア市場で、ファーウェイはサムスンやアップルを超えて最も多く販売されたスマホとなったと記事は伝えた。(翻訳・編集/山中)
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