Record China 2018年9月6日(木) 8時50分
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日本ではかなり前から「おひとりさま」ビジネスが盛んだが、米ニュースメディア「OZY」は3日、中国の「おひとりさま」ビジネスの規模は日本を上回っているかもしれないと報じた。資料写真。
2018年9月4日、日本ではかなり前から「おひとりさま」ビジネスが盛んだが、中国メディアの環球網によると、米ニュースメディア「OZY」は3日、中国の「おひとりさま」ビジネスの規模は日本を上回っているかもしれないと報じた。
工場労働者のチェン・ドンタオさんの妻は昨年退職し、息子の世話をするため北京で暮らし始めた。チェンさんは自宅のある黒竜江省で一人暮らしすることになり、食事をするのもテレビを見るのも一人きりだ。最大の楽しみは息子が買ってくれたスマホでゲームをすることだ。
チェンさんは孤独かもしれないが、孤独との闘争においては一人ぼっちではない。中国は長い間、経済規模からスポーツに至るまで日本と競争してきた。だが今回の勝利は誇れるようなものではない。中国はアジアの「おひとりさま」ビジネスの新たな首都として浮上している。
オンラインで行われたある調査によると、インタビューを受けた47歳以下の1万人のうち、67%がテレビや映画を見ることで孤独と戦っていた。58%は孤独を紛らすためにお金を使うと回答した。46%が一人でバーに行き、25%が一人でカラオケに行くという。
中国では2015年以降、多くのカラオケブランドが、ショッピングセンターなどに2万を超える「ひとりカラオケ」ブースをオープンさせている。おひとりさま向けにデザインされた飲食店も続々登場している。中国で「独身の日」とされる11月11日は、企業がおひとりさまをターゲットにする機会となっている。
河北省で教師をしているスー・ウェンジャオさんは「私には、一人暮らしをしていて、一人で食事をしたり映画を見に行ったりする友人がたくさんいる」と話す。
この「孤独の危機」の恩恵を受けているのが、中国のカラオケ業界だ。中国のカラオケ産業の規模は今年、前年比120%増の70億元(約1140億円)になると推計されている。だが最も恩恵を受ける業界がオンライン技術で、中国の消費者は2年前から、人間との相互作用を模倣した人口知能ベースの製品群を利用することが可能になっている。(翻訳・編集/柳川)
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