2012年8月23日、新京報によると、今年31歳になる女性がネット上に30枚の写真を公開した。写真は女性が幼い頃から現在まで毎年父親と一緒に撮ったもので、撮影したのは母親だという。「30年という年月の重みを感じさせる」と話題になっている。

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写真は1歳から30歳までの30枚で、それぞれに当時を振り返った女性のコメントが付けられている。3歳までの写真は白黒だが、4歳からはカラーに。女性が成長すると父親は徐々に年老いていくが、同時に生活が少しずつ豊かになっていくことも分かる。女性は「お父さんが私の手を取ってくれてもう30年。30年後、いや60年後もお父さんとこうして写真を撮りたい。その頃にはきっと孫がお父さんを支えて、ひ孫がお母さんを支えて写真を撮ってるね」と父親へのメッセージを添えている。

毎年誕生日に父親と写真を撮るのが家庭での習慣になっていたという。撮影した母親によると、最初は普通に撮っていただけだったが、枚数が増えるにつれ娘の成長記録となっていった。自分が写っていないのは残念ではないかと記者に聞かれると、「家族写真は他にもたくさんありますから」と話した。父親は娘がアップしてくれた写真を見て、うれしくて眠れなかったという。

女性がミニブログ「微博」（ウェイボー）で写真を公開すると、次々に転載され注目を集めた。「30年という月日の重みを感じさせる」「30年は長くも短くもある。パパの前に立っていた小さな女の子は、気づけば父親と同じ背丈になっていた。とても感慨深い。この1分1秒すべてが貴重な瞬間だ」「ただ30回写真を撮って記録するのは簡単だけど、30年間欠かさずというのがすごい。平凡なことも続けていると人を感動させる重みを持つようになる」などといったコメントが寄せられている。

また、「うらやましい。同じ年齢だけど、自分の家は貧乏で写真なんかめったに撮れなかった。今はデジカメも持っているけど、お父さんは11年前に亡くなってしまった」などのように自身に照らし合わせたコメントのほか、「本当は誰もがこんな愛に満ちたストーリーの中に生きているんじゃないかと思う」といったコメントも見受けられた。（翻訳・編集/岡田）