Record China 2012年8月24日(金) 11時18分
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22日、中国のIT情報サイトはアップル社のiPhoneに対する中国消費者の見方の変化について伝えた。写真は北京市のiPhone販売店。
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2012年8月22日、中国のIT情報サイト「ZDnet.com」は、アップル社のiPhoneに対する中国消費者の見方の変化について、同サイトで見解を掲載した。中国経済ネットが伝えた。
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同サイトによると、iPhone 4Sの売れ行き低迷は一時的なもので、来月にiPhone 5が発売されるうわさも販売数に影響しているとの見方があるが、実際は中国でiPhoneを持つことが一種のステータスという考えは薄れ、すでにiPhoneは物珍しくなくなったのが主因だとしている。
さらに、韓国のサムスン製の高性能なスマートフォンはiPhoneにとって脅威であり、中国のメーカー小米科技の、iPhoneに似た性能でありながら価格はiPhoneの半分という低価格も侮れない。このほか、現在の中国消費者はスマートフォンに対し冷静であり、必要以上の性能は求めていない傾向もiPhoneにとっては不利な状況であるという。
一方、スイス大手銀行・UBSのアナリスト、Steven Milunovich氏によると、iPhoneの北米や欧米における市場シェアは60%に達しているが、アジア太平洋地区でのシェアはまだ30%に満たない。今年第1四半期には販売数が前年同期比で77%増加しており、アジア太平洋地区の市場はまだまだ開拓の余地があると発言している。
しかし、軽視できない問題として、中国市場においてiPhoneはぜいたく品として位置づけられており、多くの人はiPhoneを購入するために生活を切り詰めなくてはいけない現状も指摘した。iPhoneを所有することで優越感を味わえるが、人によってはiPhoneがすでに虚栄心を満たすものの象徴となっている。(翻訳・編集/内山)
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