中国軍機の韓国防空識別圏への進入が活発化、今年すでに5回目―韓国メディア

Record China    2018年8月30日(木) 5時20分

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29日、中国メディアの環球網は、中国軍用機が同日、韓国の防空識別圏に進入したと韓国メディアが報じたことを伝えた。

2018年8月29日、中国メディアの環球網は、中国軍用機が同日、韓国の防空識別圏に進入したと韓国メディアが報じたことを伝えた。

韓国・聯合ニュースによると、韓国軍合同参謀本部は29日、中国の軍用機1機が同日午前7時37分ごろ、離於島(中国名:蘇岩礁)付近から韓国防空識別圏(KADIZ)に進入し、午前11時50分ごろに離脱したことを明らかにした。韓国は空軍の戦闘機を緊急発進させた。中国の軍用機はY-9偵察機であると推定される。中国軍用機のKADIZ進入は今年に入り1月、2月、4月、7月に続き5回目。

合同参謀本部によると、中国軍用機は離於島上空のKADIZに進入した後、朝鮮海峡のKADIZ境界隣接地に沿って進入と離脱を繰り返して韓国東部の海域に移動した。軍用機は浦項東北約74キロメートル上空で、北に機首を旋回させ、江陵東96キロメートル上空まで移動した後、午前9時38分ごろに南に旋回、進入した経路に沿って午前11時50分ごろ、KADIZを最終離脱したという。

環球網は、こうした報道を伝えた上で、離於島(蘇岩礁)について「中国の東海の中韓の排他的経済水域(EEZ)が重なる海域にある。中国外交部は繰り返し『蘇岩礁は孤立した海面下の暗礁であり、領土ではなく、これについて中韓間に領土係争は存在しない。これは中韓双方の共通認識だ』と表明してきた」とした。

その上で「2013年12月8日、韓国国防部は韓国防空識別圏(KADIZ)を中国の蘇岩礁、馬羅島、紅島の上空まで拡大する方針を正式に発表した。軍事専門家は環球網の記者に対し、『中国の東海の防空識別圏と韓国の防空識別圏では一部空域が重複しているが、防空識別圏は領空ではなく、一国の空軍が防空の必要のために一方的に指定した空域に過ぎない』と述べている」とした。(翻訳・編集/柳川)

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