「中国を信用できる」わずか19%、過去最低に―フィリピン

Record China    2012年8月12日(日) 6時27分

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10日、フィリピンで行われた調査で、中国について55%が「ほとんど信用できない」と回答し、中国に対する信用度が過去最低を記録した。長引くスカボロー礁事件が影響しているとみられる。写真はマニラ。

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2012年8月10日、フィリピン紙ビジネス・ワールドによると、同国の民間調査機関ソーシャル・ウェザー・ステーション(SWS)の調査で、フィリピン人の中国に対する信用度が歴史的な低水準に達した。長引くスカボロー礁(中国名・黄岩島)領有権問題が影響しているとみられる。環球時報(電子版)が伝えた。

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SWSが5月24日から27日に行った調査によると、中国について55%が「ほとんど信用できない」と回答。「とても信用できる」と回答したのは19%にすぎず、両者の差はマイナス36ポイントだった。スカボロー礁事件にとても関心があると答えた人は48%に上った。

今年3月に行った調査では、「ほとんど信用できない」(29%)と「とても信用できる」(39%)の差はプラス10ポイントあり、調査結果の変化から、長引くスカボロー礁事件の影響が読み取れる。

信用度の差がこれほど大きく開いたのは1995年6月の調査以来。同年、歴史的にフィリピンが領有権を主張してきたミスチーフ環礁を中国軍が占領した「ミスチーフ環礁事件」が発生して両国の関係が悪化し、当時もマイナス36ポイントを記録した。

10年6月の調査時にはプラス17ポイントで過去最高を記録したが、SWSによると、フィリピン人の中国に対する信用度はマイナスを示すことが多いという。(翻訳・編集/HA)

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