薄氏の妻の初公判に擁護派が抗議、「左派つぶしの陰謀」「米国と共産党が仕組んだ」―米華字メディア

Record China    2012年8月10日(金) 0時0分

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9日、薄熙来・前重慶市党委書記の妻、谷開来被告の初公判が行われた安徽省合肥市中級人民法院(地裁)のウェブサイトが一時、アクセスできない状態となった。公判前日、裁判所前には毛沢東回帰路線をとってきた薄氏支持派が多数集結。

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2012年8月9日、薄熙来(ボー・シーライ)前重慶市党委書記の妻、谷開来(グー・カイライ)被告の初公判が行われた安徽省合肥市中級人民法院(地裁)のウェブサイトが一時、アクセスできない状態となった。原因は今のところ不明。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

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薄氏は重慶市トップ時代、毛沢東回帰路線をとってきた左派(保守派)の代表格。改革開放路線により生じた貧富の差の是正や暴力団一掃に力を入れるなど、今でも市民の間で根強い人気を誇っている。

薄氏を支持する左派グループは、毛沢東が引き起こした文化大革命を「平等を実現しようとした」「市民の監視の下で官僚の汚職は抑えられていた」「空前の民主主義的実験だった」として肯定している。こうしたグループが谷被告の初公判前日の8日、同法院前に集結し、薄氏への支持を表明、当局に対する抗議活動を展開した。

英紙フィナンシャル・タイムズによると、江蘇省南京市からやって来た元教師は「資本主義路線に進もうとする権力者がこの国を支配している。今回の事件も米国と中国共産党が左派をつぶすために共謀した罠だ」などと語った。別の若者も、「9日の公判当日はさらに多くの薄氏支持派が集まるはず」と話した。

また、香港メディアによると、8日、同法院前は傍聴を申請する左派グループで溢れ、「谷被告の事件は薄氏を陥れるための陰謀」などと抗議した。このほか、同法院のウェブサイトが谷被告の初公判当日、突然ダウンしたが、こうした抗議行動との関連性については分かっていない。(翻訳・編集/NN)

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