Record China 2012年8月9日(木) 17時46分
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10日(日本時間11日未明)、ロンドン五輪男子サッカーの3位決定戦が行われ、日本と韓国が対戦することになった。9日付の中国・環球時報は「試合前からすでに舌戦が始まっている」とし、日韓両国のメディア報道を取り上げた。資料写真。
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2012年8月10日(日本時間11日未明)、ロンドン五輪男子サッカーの3位決定戦が行われる。日本は1968年メキシコ大会以来の銅メダルを目指して韓国と対戦することになる。9日付の中国・環球時報は「試合前からすでに舌戦が始まっている」とし、日韓両国のメディア報道を取り上げた。
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ブラジルに敗れたことで決勝へ進めなかった韓国では、この対日本戦について「さらに重要な試合」と報じ、3位決定戦を煽っている。選手や監督たちも同様、「どんな手段でも勝つ」「勝てば金メダル同等」「日本はメンタルが弱い」などと強気発言を放っている。韓国代表チームは5人がJリーガー、そして監督も元Jリーガーということもあり、日本を熟知していることだけは紛れもない事実だ。
韓国メディア・OSENは8日、「甘い勝利は日本人の眼前でヒラついたあと、どこかへ飛んで消えていった」と報じ、準決勝まで無失点で上がってきた日本が、その驕りのために失点を重ね、メキシコに敗北したとした。同じく中央日報は代表選手の発言を引用し、「対戦相手がほかのどの国でもなく日本である以上、絶対に負けるわけにはいかない」と挑発。仁川新聞の報道はやや冷静で、「客観的に見れば日本の攻撃力は韓国に勝る。しかし、モチベーションという面においては韓国が大いに勝る」と指摘し、その背景に“勝てば兵役免除”という事情があることも紹介した。
日本のスポーツ紙を中心とした各メディアも、「韓国を打ち負かすことに理由はいらない」「対韓国戦は不快な試合」といった主旨の報道で応戦。しかしながら、「韓国のインターネットユーザーの態度も悪質」と環球時報の記事は指摘し、簡易投稿サイト・ツイッター上の投稿から、「韓国が全力を尽くすことだけを望んでいたが、最も憎むべき日本と対戦する以上、勝利は無条件に必要となってきた」という声を拾っている。
以上を紹介した中国紙の環球時報は、「日韓両国には歴史的な背景もあって、長きにわたるあつれきが消えることはないが、それをスポーツの場にまで持ち込んでいることは顕著」と指摘し、「いずれにしろ、日韓が揃って五輪の準決勝まで勝ち進んだことは、その驚くべき成長ぶりを世界に知らしめたことになるのだ」と論じている。(翻訳・編集/愛玉)
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